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生活環境学科主催の高大連携講座「和の暮らしを楽しむ」を開催しました
- 2025.07.31
- イベント
2025年7月24日(木)・25日(金)の2日間、甲南女子大学にて甲南女子中・高等学校および雲雀丘学園中・高等学校との高大連携講座「和の暮らしを楽しむ」を開催しました。
本講座は、農林水産省近畿農政局が推進する「関西 食の『わ』プロジェクト」メンバーである生活環境学科の「濵口ゼミ」が取り組む「和食文化継承プログラム」の一環として開催されました。
衣・食・住・自然・スポーツなど生活に密接に関わる幅広いテーマから「和」の価値を考える講座として、生活環境学科の教員による講義を通じて、和食文化の歴史や日常生活との関わりについて理解を深めました。
また、かつお節削り体験を通して、素材の扱い方やだしの大切さを学び、五感を使って「和の食文化」に触れる貴重な経験となりました。
調理実習では、昆布と鰹節を用いただし作りや、だし殻の活用による副菜の調理、伝統的な「室礼(しつらい)」を意識した配膳など、和食の奥深さとSDGsの視点を掛け合わせた内容が展開されました。実習には大学生が指導補助として参加し、中高生の学びをサポートしました。
試食会には秋元学長、池田学部長、生活環境学科の教員および大学生も参加し、世代を超えた交流を通じて、和食の魅力を共有する温かなひとときとなりました。
そして、講座の締めくくりには、中高生が各班ごとに調査・考察した内容について発表を行い、各専門分野の教員が講評を加えることで、学びを振り返りながら理解を深める時間となりました。
参加した中高生からは 「かつお節削りが初めてで貴重な体験となった」 「大学生に教えてもらえたので調理が分かりやすかった」 「発表を通じて自分の考えを言葉にできて達成感があった」 といった感想が寄せられ、「和の暮らし」の奥深さと楽しさに触れる充実した2日間となりました。
※この講座は日本フードスペシャリスト協会の「令和7年度啓発活動推進事業」として助成を受け、名誉フードスペシャリストである濵口郁枝教授が企画・運営しました。
雲雀丘学園中学校・高等学校のHPにも掲載されました。
★探究プロジェクト「甲南女子大[和食]第1日」
★探究プロジェクト「甲南女子大[和食]第2日」